エジソンが求めた竹の集産地



フィラメントに使われた竹は真竹です。
当時、竹を斡旋した業者は真竹を八幡竹(ハチマンダケ)と報告し、エジソン も研究日誌に………ハチマンダケ(Hachimandake)と書いています。これは石清 水八幡宮が古来より全国の信仰の的であり、竹業者も京都産の真竹に八幡竹とい う名を付けることを誇りとしていたからでしょう。フィラメントとして集められ た竹は、正確には現在の嵯峨野ら大山崎にかけての竹藪と、八幡市から田辺町普 賢寺にかけての竹藪から集められたことになります。実際、先程述べました様に エジソンの細い指示に合うフィラメント用の竹は、八幡.嵯峨(いう狭い地区だ けでは入手は困難と分ります。 特に8年〜10年経た真竹となると数少なく2,500 万から3,000万個の電球を作るのに大量の真竹が必要でした。エジソン電灯会社 では、1894年まで竹フィラメント電球を作っていました。


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